※父親への憎しみしか書いてないので出生を賛美するタイプの人間は読まない方がいい
全部押し付けて出ていって、なのにいい父親であろうとするなんと浅ましいクズ野郎に、それでもどこか情を持ってしまうし父親に応えられない自分が悪いとも思ってしまう、家族という呪縛を日記から見るゲーム。
序盤の妻と医者の気の抜けたチュートリアルが面白い。「つまり、こういうことですわ」「(図が出てくる)」「なるほど。絵に描いたような分かりやすい説明でしたな」真剣な時にメタいこと言う人達。「ご出身は政府暗号学校かしら?」お茶目でかわいい。
この一族に続く謎の呪いは置いといて、別の呪いもあるよね、家族って呪いだよねって思いました。
このゲーム内では虐待はありませんが、どれだけ憎もうとも子は親に情を持ってしまうという点で「”It(それ)”と呼ばれた子」を思い出しました。この本の中の解説で、親にされた仕打ちに怒り憎んでいるのに、それでも親は自分のことを、本当は少しでも愛していたんじゃないか?と期待してしまう気持ちもあるとあって、何をされようともあれが全部夢で、怖いことなんかなくただ抱きしめてくれるような現実を求めるのに嘘でさえ何も言ってもらえない。あーあ。だって親のせいで生まれてきたのに望まれてないとか愛されてないとかもう意味分からないよ。じゃあ産まなきゃ良かったじゃん。
なんというか結局愛情を与えるかどうか選べるのは親の側だけで、子どもには選択肢無いというか、まあ人間は他の動物みたいに生まれてすぐ立ったりできないし親から見てもらうために親に愛を持ちやすいのとかもあるかもしれないですけど、でもそれは幼少期の話であって大人になってもどれだけ時間が経っても情を持ってしまうのはもう呪いなんだよ。
その呪いを断ち切れたり、そもそもお互いになんの瑕疵もない愛情があったりするならばいいけど、大体は断ち切れなくてやっぱり呪いだよ。
あとこのゲームで父親は徹頭徹尾クズです。同情の余地はありません。第三者であるプレイヤーは葛藤しなくていいです。
でも主人公にもこんなカスな父親のことで葛藤してほしくないが家族のことになるとどれだけ嫌な人間でも「やったことはダメだが、くれた愛は本物かもしれない」という気持ちが渦巻いて憎んでいるのに最後まで憎みきれず、憎みきれない自分を軽蔑したくなるよな。
まあ結局この父親は自分都合で借金作りまくって謝りもせず父方の家族の世話も自分の子どもの世話も働いて養うことも全部全部全部放り投げて一人で逃げた自業自得の権化のくせに一人だった頃は金がなくてひもじいのに家には帰らず見栄のためだけに少し顔出して子どもにアイス買ったり小遣いやったりしてそんなたまに現れて父親ムーブするくらいなら金なんて無くても日頃からもっと顔見せに帰ってこいよ。で、たまに親ムーブをするだけで世話もしつけもしてないのにみんなの前では自分のしつけの賜物だと自慢する。
いい父親になりたいくせに何もしないが人前では全部自分の手柄ですよという。しかもたまに遊びに連れて行くのも結局金がなくて特に遊べないという何がしたかったんだよお前。万博行って何も乗れず他の客を見て舌打ちするだけの大人。
実父が嫌いな人間がプレイしているのでフィクションの父親にもマジでイラつきますがその情と憎しみを書ききったこのゲームは素晴らしいと思います。
ていうか関係ないけど、何も悪く無いのに嫌われるパパぴえん🥺とか抜かすアホたまにおるが何も悪く無いのに嫌われてるんじゃなくお前が悪いから嫌われてます。何もしてないならば同じ家にいるだけの知らんおっさんで済みますが、何かしてたらうざいゴミになるのは当然です。前述のようにどれだけ嫌いでも親には情がわいてしまうこともありますが、その微かな情もぐちゃぐちゃに踏み躙って一滴もわかなくなるのは全部お前のせいです。
あと父親の家に行った主人公に母親が枕の個数を聞いたの、女の影が無いか→つまり自分達を捨てて新しい家族を作る気があるかどうかであって、浮気だとかそういう次元じゃないというかもうお互いに夫婦間の愛は無い(勝手に捨てた父親のせい)から恋愛的な意味じゃなくて、捨てた自分達をさらに捨てる気があるのかってことだと思います。
つーか離婚して母親の方で子どもが暮らしてるのに自分が再婚したら子どもたちに新しい母親だとか抜かしやがってお前に親権ないだろてか再婚できるぐらい生活が戻ったのに家族は捨てたままなんですね!どうせ子どもを引き取りたいわけでもないのに生まれた子どもだけ自分の功績にして育てた母親のことは見向きもしないで、それなら二度と顔見せずどこかへ行けば良かったのにチラチラ上辺だけの父親面晒してよく見えるとこだけしかほしくないんですね!
しかも母親には頼れる人が全然いなくて、良くしてくれるのは大家さんだけだったのに祖父の葬儀に出たらごめんね何もしてあげられなくてって知ってて手を差し出さなかったくせにわっかりやすい大嘘しかつかねえクソ親戚がわらわらわらわら許してもらいたくてうずうずしてて気持ち悪い。
許されたいなら最初から父親を引っ掴んで母親と主人公と兄の前で土下座させて悪いのは全部こっちだから衣食住の心配すんなって全部払えよ。そんなことできない?なら今みたいにそうやって困った顔に見えるような顔して惨めな薄っぺらい謝罪するしかないですね。
しかもその間父親のゴミカスクソ野郎は母親に気付いてるのにフル無視でさあ、お前が気まずいのも居心地悪いのも相手に早く帰ってほしいのも謝りたくないのも気分が悪いのも全部お前のせい。飲んだくれて借金作って家族を捨ててたまーに顔出していい父親の剥がれかけたコスプレをして、再婚してわざわざ新しい母親だのと宣いもう一度捨てたゴミの自業自得です。そしていい父親のフリができたのだって、お前がいい人間だからなどでは毛頭なく、子どもたちがお前のことを父親だからと慕っていたからです。お前は何もしてない。子どもたちがお前を愛する努力をしただけ。だからお前が赤の他人だったら同じことしても喜ばれません。お前が父親だからです。でもそれをお前が自分で捨てました。
父親がいなかろうと母が立派に育ててくれたことを誇りに思っているけど、父親が急にいなくなったせいで貧困になりそのせいで惨めな思いをし、父親がいなくても大丈夫だと誇りを掲げてもまわりから見たらただの父親のいない子どもであり可哀想な子どもである。それを突きつけられてしまっても、それでも大事な母親に苦労をかけたくない悲しませたくないと惨めな思いを隠し学校も仕事も褒められるようなことをしてきたのに、その目の前で父親は恵まれた立場の従弟を大したもんだと褒める。
今まで抱きしめたことも卒業式に来たことも無く可哀想で貧乏な子どもだと社会に分からないように隠したことも母を支えていることも知らず何も知らず上辺だけで自分の子どもが立派に育った親というステータスのためだけに自慢する、自分が褒められたいだけで自分が子どもを褒めることをしない。そのくせ他の子どもは褒める。お前のせいで恵まれない環境になったのにそれでも頑張ってきたのに、恵まれた存在が家族も金も娯楽でさえも何もかも充実した場所で努力する時間以外の休む時間もたくさんあって成功を望まれて成功したのを訳知り顔で苦労したろうに、大したもんだと褒めそやす。
なんでどこまでも目の前の自分の子どもを見ないんだ。別にその子が成功するのも良いことだけど、何もかも持ってるやつが成功するのを褒めといて、自分が捨てたことで機会もプライドも削られて子どもらしくいるままじゃダメで努力だけをしてきた自分の子どもの境遇には目を向けないんですか?全部無視ですかそうですか。知ろうともしないんだね。で、もし主人公が捨てられたことで荒れて、“可哀想な子ども”のままだったらどれだけでも責めたろうに、自分を棚に上げて。
でも立派にできてたら内容を知らなくても隣に立たせとくだけで自分は何もしてないけど『子どもが立派になった立派な親ステータス』で自分を飾ることができるからガワだけで満足する。最低。自己愛だけで生きてんだから家庭持つなクソ野郎。
このゲームで良いところは葬儀中に父親が勝手に楽になって諸々吐き出したおかげで完全に主人公から父親への情が消え去ったところです。最後の日記はもう関係者だから安否確認しただけで、もうどうしようもなく何とか許してしまいそうになる自分の親ではなく、自分の親という文字だけの存在になったと思います。
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